先日、北九州の子育てママ、廣石みきさんとの対談をYouTubeにアップしました。
司会業を本業にしながらも、カルチャーセンターに勤務していた時の経験なども活かし、ママ向けにさまざまなイベントを企画・開催されているパワフルなママです。
私とみきさんの出会いは3年前。ある企画で私が人材を探していた際に、前回のコラムでもご紹介した心幸恵子さんがご紹介くださいました。結局、その時の企画は流れてしまったのですが、その後も、北九州のママコミュニティ「ミラ窓」を一緒に立ち上げたりと、とても親しくさせていただいています。
対談で、みきさんがお話されているような、一度は別の道に進んだものの、あるきっかけを機に再びその道へのご縁ができるということ、あると思います。
カルチャーセンターで働いていたみきさんが司会業として開花したのも、第三者からの推薦によるもの。背中を押してくれる存在が現れるというのも、みきさんが潜在的にその能力を持っていたからではないかと感じます。
カルチャーセンターのお仕事も好き!司会業も好き!と、自分の気持ちに正直に、2足のわらじを履きながら「天職」を手に入れたみきさん。そのまっすぐな性格はママとなった今現在も変わらないなぁとお付き合いしていて感じます。
動画の中でも語っていますが、実は私も、若かりし頃、副業のようなことをしていました。自分の中では仕事という感覚がなかったので、副業だと思っていませんでしたが、収入を得ていたので今思えば就業違反でした(笑)。
私の場合は、イベントをプロデュースするのが大好きで、合コンから200名規模の異業種交流会など、テーマと対象者を決めて、ほぼ毎月開催していました。飲食店を貸し切りにすることも多く、当時は飲食系の仕事に特化していきたい想いもあったので、飲食店を開拓できるのも楽しみのひとつでした。
そんなことをやっているうちに、私もみきさんと同じように、第三者が私の可能性を見出してくれたのです。それは「企画」を仕事にするというものでした。
私自身はそれまで、大学時代のバイトで培った「営業力」を強みにしていたつもりだったのと、企画は何か特別なスキルがある人が担う仕事だと思っていたので、お誘いいただいた時にはびっくりしましたが、以前から興味があった領域だったのでとても嬉しかったのを覚えています。そして、そのご縁のおかげで、ITベンチャーでの新規事業立上げ、そして広告代理店でのウェブプロデューサーの仕事などを経て、今も企画を仕事にしているに至ります。
そんな風に、「こんなことやりたいな」と抱いている想いは、今すぐにそれが実現できなかったとしても、自分がその領域にご縁があればきっとチャンスは巡ってくるはず、私はそう感じます。そして、チャンスが巡ってきた時に、躊躇せず、踏み出せる勇気があれば、きっとうまくいくとも思っています。

さて、廣石みきさんとの対談。2本目の動画でご本人が語られているように、コロナ禍で再確認した新たな夢は「生前葬プロデュース」だそうです。
私はみきさんが「私の夢は~です」としっかり語られるところも大好きです。
確かに、今回のコロナ禍で私も、「死はいつ訪れてもおかしくない」と感じました。コロナが陽性となり、症状が悪化し入院した後、隔離状況から家族との会話もままならないまま人生を終えてしまうのはとても悲しいですし、コロナでなくてもそんな風に、家族や大好きな方々に感謝の気持ちを伝えられないまま自分の人生を終えてしまう可能性はゼロではないと思えば、日頃から、感謝の気持ちを伝えておかなければ…そんな風にも思います。
自分の生き方・働き方を実現する「ワーク・ライフデザイン」においても、「今」と「未来」を自分でプロデュースしていくわけなので、「自分の人生の終え方」も自分でプロデュースすることが理想、私はそんな風にも感じています。
そういう意味でも、友人の夢だからという領域を超えて、みきさんの「生前葬プロデュース」には共感しています。
ここ最近は、芸能人の方の自死なども含めて、死生観について考えさせられることも多いです。
「ワーク・ライフデザイン」は、自分の価値観を突き詰めていくところからスタートしますが、これからの時代は誰しも、それらと同様に「死生観」にも向き合っていく必要があるのかもしれませんね。