親子

自然と共に暮らす生き方

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私自身、4年前の2016年に福岡県北九州市にUターン移住しました。

一番よかったなと思っていることは、自然に近い場所に適度な都市機能があること。コンパクトな北九州空港を使えば、東京までの日帰り出張も楽で、今の私には地方でのんびりと暮らしながら、用があれば日帰りで東京に行く…この生活がとても快適です。

そんな私がとても共感しているプロジェクトがあります。

それは「風の谷を創る」プロジェクト

慶応義塾大学教授、ヤフー株式会社CSOの安宅和人さん著書「シン・ニホン」を読んで知ったプロジェクトです。

シン・ニホン」には共感するところがたくさんあり、繰り返し読んでいる本です。

「未来を創る人」をどう育てるか、「残すに値する未来」などについて書かれていて、スケールは全く違いますが、私が日々考え目指したいと思っている未来、そして生き方が書かれていると感じるからです。

「風の谷憲章」の中で謳われている、“人間はもっと技術の力を使えば、自然と共に豊かに、人間らしく暮らすことができる空間を生み出せる”“経済とテクノロジーが発展した今、我々は機能的な社会を作り上げることに成功したが、自然との隔たりがある社会に住むようになり、人間らしい暮らしが失われつつある”という言葉は本当に胸に刺さります。

※詳しくはコチラ

先日、私は43歳の誕生日を迎えたのですが、プレゼントに欲しいものを聞かれた際に、思いつくものが何もありませんでした。必要なものはすでに持っているんですよね。

私が地元にUターンしたきっかけは色々とありますが、でも根本は「本当の豊かさ」について、漠然と考えるようになったからだとも感じています。

物価や通勤時間、勤務時間など、その生活を当たり前と思っていた時には何も感じなかったものも、“何のために?”と疑問を抱き始めると悶々としてしまう。

水の音、鳥の声、美味しい空気と仲間の笑顔、これから先の人生はそうしたものを感じながら生活していくのもいいかなぁと、思ったのでした。

今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、子どもの夏休みも短かったので、近場に自然と触れあえる場所があること、「密」を避けてお出かけできること、幸せだなと感じました。

これは今年の夏に訪れた大分県中津市にある『バルンバルンの森』の森です。

バルンバルンの森
キャンプ場

正式には「洞門キャンプ場」という公営のキャンプ場なのですが、管理をまかされているご夫婦が素敵にリノベーションされて運営しているそうです。

テレビもなく、ネット環境も(ドコモ以外のスマホは圏外)ないこの森で、火を熾してBBQ、ハンモックに揺られながらたわいのない話をしながら家族で過ごす時間。翌朝、施設のメッセージカードにうちの子が『静かで素敵な時間を過ごすことができました。ありがとうございました』と書いていたことに幸せな気持ちになりました。

日頃は、YouTubeやゲームに時間を費やし、それが原因で親子喧嘩にもなっている我が子が、この静かな時間をそんな風に感じていたこと、ここに人間としての究極な「幸せ」が存在しているのではないか、そんな風に感じたのです。

百々美香
子供

私が住む北九州は、少し足を延ばすと、近場に素晴らしい自然がたくさん存在しています。

地方都市において、「若者の流出」は死活問題のように言われますが、安宅さんが仰っているように、私は近い未来はきっと、こうした自然と共に暮らせる環境に、人々は帰ってくるのではないか、そこにテクノロジーが貢献していくのではないかと感じます。

私が掲げている「ワーク・ライフデザイン」は、どんな仕事をするのか?から考えるのではなく、どんな場所でどんな風に生活したいのか、どんな生き方をしたいのか、から考えることを目指しています。

生きていくためにはもちろんお金も大事。でもやはり、人間らしく生きられること、健康でいられること、笑顔でいられること、そのための環境も考えていきたいですよね。

あなたにとっての「幸せ」は?

テクノロジーが進化し、場所に囚われずに働けるようになるこれからの時代、私たちはもっとわがままに、自分の人生を考えてよいと思います。自分の生き方を優先した働き方を手に入れることができるはずです。

そして、SDGsなどでも謳われているように、美しい地球環境を守り、誰一人残さない、私たち一人ひとりがまわりを幸せにできるような未来を、残していけたらいいなと思います。