悩む女性

“好きを仕事に”で苦しんでいませんか?

悩む女性

ここ最近、女性の起業支援などで、「好きなことを仕事にしよう」というキャッチフレーズはよく聞かれますよね。

人は好きなことには夢中になれますし、夢中になることで成功に近づける…それは正しいですし、得意なことを楽しみながらお仕事にできると幸せですよね。

ただ、残念なことに、人は「好きなこと」と「向いていること」が一致するとは限りません。「好きなこと」と「向いていること」が一致していたとしても、それをお金に換えることが難しかったりもします。

実際、私自身も、幼少期はピアニストもしくはピアノの先生になりたいと思っていたのですが、いざその道を具体的に考えた際に、「私の実力では稼げない」という壁にぶつかりました。

稼げなくても夢を実現するという道もあったのかもしれませんが、私が出した答えはその道は諦めるという選択でした。

また、私は社会人になってから、「カフェをやりたい」という夢を抱きました。

外回りの営業をしていた頃、カフェで休憩したりボーっと外の景色を眺めたりする中で色々な閃きが生まれたり、プライベートで異業種交流会などを企画&開催していたことから、食だけでなく空間も売りにしていける「飲食業」に魅力を感じていたからです。

ただ、「修行」のつもりで少しだけ東京のカフェで働いてみた際に、自分には向いていないと痛感。清掃や仕込み、仕入れや在庫管理とシフトの調整など、お店の運営に伴う業務の「現実」を知り、自分の「好き」は甘過ぎるということを知りました。

ちなみに、それを痛感したのは働いて1、2ヵ月の頃。いやいや、諦めるのが早いでしょ!?と思われるかもしれませんが、「頑張ればやれるようになること」「頑張っても無理なこと」は、自分がよく知っていると私は思うのです。

色んなことを同時並行に進めながらテキパキやれるタイプの方は、頑張れば慣れるのかもしれませんが、私は一人で集中する時間やじっくり考える時間がないとストレスが溜まってしまうタイプでもあるので、向いていなかったんですよね。

それでよくよく考えてみたら、私の「カフェをやりたい」はカフェを経営することではなく、カフェをプロデュースしたり、販促やイベントを考えたりすることだったんだと気づいたのです。正直なところ、自分のお店が持ちたいという気持ちもあまりないと気づいたのです。

カフェ

その結果、飲食店の販促を考える仕事に就いたのですが、とてもやりがいを感じながら仕事をすることができました。

今でも、「カフェをやりたい」という想いは持ち続けているのですが、私の頭に思いつくのは「その空間で何をするのか?」というコンテンツ的なことばかり。そういう空間を持っていて、コンテンツを求めている方との出会いがあると、私のカフェへの想いが再燃するのだと思います(笑)。

そんな風に、もしかしたらあなたが今「好きなことを仕事にしよう」と思っている領域は、それをそのままやることがあなたにとって幸せというわけではなく、そこにまつわる別の領域に“あなたにとって向いている仕事”が隠れている可能性もあると思うのです。

ハンドメイドで雑貨を作っている女性が販売用に大量の雑貨を作ることよりも、センスのある雑貨をデザインする、つまり生み出すことが好きだったり、ある分野で講師をしている女性が実はその分野のスペシャリストを目指すよりも「教え方を教える(つまり講師を育成する)」ことのほうが向いていたり。

そうしたケースに気づかずに、「好きなことを仕事にしよう」というキャッチフレーズのもと、今自分がやっていることを収益化しよう、成長させようと取り組むことがだんだんと辛くなる…そういうケースを私はたくさん見て来ました。

世の中は既にモノが飽和している状態で、「変化が激しい時代」とも言われています。そうした時代において、「好きなことを仕事にしよう」というキャッチフレーズは一見正論に見えつつも無責任のような気もします。

「好きなことを仕事にしよう」「目標に向かって頑張ろう」と、一途に頑張っていくこと、これまで美徳とされていた「一生懸命さ」だけでは、勝ち残れない時代だからです。

「好きなこと」と「世の中のニーズ」や「時代性」を掛け合わせてみるアイデアや、偶然のチャンスに飛び込んでみること、その新領域から「自分の好きなこと」を見いだせる柔軟さ、これからの時代には、そうした要素や能力の方が大切になってくるような気がします。

特に、偶然のチャンスというのは、他社から見て自分が「向いている」と思われているからやってきている機会であって、まだ自分では気づいていない自分の魅力や才能に気づかされる素晴らしい機会だと思うので、どんどん飛び込んでいくべきです。

あなたは、「好きなことを仕事にしよう」というキャッチフレーズのもと、成果が出ずに苦しんでいませんか?「好きなことを仕事に」することは実はとても難しいのです。

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